観戦記/予選10〜18組

ニイメ「ふむ、もう予選も後半か」
ソフィーヤ「はい……」
ニイメ「15組まではわたしらの担当だね」
ソフィーヤ「そう……聞いて、ます……」
ニイメ「じゃあ、順番に行くかね」

2/9 予選10組
ニイメ「後半の最初は、エレブ大陸から主人公が二人に、聖戦のラスボス、他にも人気キャラが出揃っているね」
ソフィーヤ「封印と烈火は、組み合わせが……」
ニイメ「不利というか、選び辛いのが多いねえ……新旧主人公が二人に、勝ったら買ったで1位ならフェレ侯爵と直接対決と来たもんだ」
ソフィーヤ「はい……。これも……、運の問題でしょう、けど」
ニイメ「運も実力のうちというが、どうだろうね」
ソフィーヤ「……」
ニイメ「展開的には序盤からトラキアのアウグストが飛ばし、それを残りが追いかけ、途中でヘクトル殿が逆転、続く3位争いは途中までロイ将軍が優勢だったのが、蒼炎のライの猛烈な追い上げによって逆転を許した、って感じかね」
ソフィーヤ「猫……」
ニイメ「なんだい?」
ソフィーヤ「猫は、脚……早いんです、きっと」
ニイメ「ああ、そうだねえ……。ロイ将軍はちょっと後一歩が足りなかった感じかね。スマデラ効果ってのも期待されてたけど、ロイ将軍は歴代主人公の中では余り挫折も成長も感じられない平坦な人生を歩んでいる方だろうしね。……まあ、それが悪いって分けじゃないけど、他の主人公に比べるとどうしても印象は薄れるだろうね」
ソフィーヤ「そうかも、知れませんね……」
ニイメ「主人公セットを狙おうにもヘクトル殿の兄君もエントリーしている上、キャラ性という意味ではロイ殿とヘクトル殿はそれほど密接でもないからね……。キャラクターの好みで言えば、ヘクトル殿が好きな人はライみたいなキャラの方が好きって可能性の方が高いような気もするね。まあ、この辺りは私の勝手な私見だけどね」
ソフィーヤ「そう、ですね……」
ニイメ「三位のアウグストについては、NPCとはいえ序盤からほぼずっと一緒にいる上なかなか辛辣な意見を言ってくれるキャラだから、印象に残っていた人も多いんだろう」
ソフィーヤ「はい……」
ニイメ「主人公が敗れはしたけど、振り返ってみると今日は波乱ってほどではないかな、ってのが私の印象だよ。まあ、封印勢には辛い戦いだろうがね……」
ソフィーヤ「……」

2/10 予選11組
ニイメ「今日は何だか、グラフを見ると語る必要さえ感じない日だね」
ソフィーヤ「それは……」
ニイメ「1位から3位までが他を圧倒的に引き離し、そのままゴールって結果だからね」
ソフィーヤ「はい……。3人とも、お兄さんキャラですね」
ニイメ「ああ、妹に勝てない兄と妹に説得される兄と妹に借金押し付ける兄だね」
ソフィーヤ「……」
ニイメ「それぞれ情けない兄貴だとは思うけどさ、こういうキャラはあまり憎めないし万人に愛される傾向があるってのは確かだろうね……。だからまあ、この結果は妥当なんだろう。蒼炎のマカロフは、最萌で知名度が上がった効果も有るだろうけどね」
ソフィーヤ「はい……」
ニイメ「しかし今日の一位と二位を見ると、強烈な印象のキャラばかりが強い訳じゃないって気もしてくるから、そういう意味では先が読めないって思わせる一日ではあっただろうね」

2/11 予選12組
ソフィーヤ「今日は……、初代主人公のエントリーの、日ですね」
ニイメ「ああ、マルス王子だね。この人から全てが始まった、言わば原点の子だね」
ソフィーヤ「はい……」
ニイメ「主人公だから勝てるってものでもないだろうけど、さすがにこの子は別格かも知れないね」
ソフィーヤ「ええ……」
ニイメ「実際今日はマルス王子が二位以下を随分引き離しての圧勝。混戦した二位争いは二位が同票で二人、4位がその二票差と来たもんだ」
ソフィーヤ「グラフ……が、すごい、ことになってますね」
ニイメ「ああ、白熱した戦いを思わせるね」
ソフィーヤ「二位の二人は……蒼炎の、ラグズの方と……、聖戦の、敵キャラですね」
ニイメ「どっちも結構風変わりなキャラかも知れないね。まあリュシオン王子は燃えもネタもいけるキャラみたいだから、この手の戦いでは強い方なんだろう。あと、リデールに関してはキャラも有るけど実力も有るだろうね。使い回しの顔グラキャラかと思ったら神器もちが殺されたなんてエピソードが出てくるくらいだから、皆印象に残っているんだろう」
ソフィーヤ「ええ、多分……」

2/12 予選13組
ニイメ「初代主人公の次は、二代目主人公だね」
ソフィーヤ「はい……」
ニイメ「初代ほどの印象は無いし外伝は知名度も低めだろうけれど、予備予選一位のケンプフ以外これってほどの人気キャラが見当たらないこの組みでは、本命と言っていいだろうね」
ソフィーヤ「ええ……」
ニイメ「勝負の行方としては、支援の後押しもあって外伝主人公アルムが1位、2位はケンプフ、そして3位は外伝からマイセンって結果になったね。アルム1位に引っ張られた感じもあるし条件が良かったからってのもあっただろうけれど、外伝から1組で二人通過とは凄いね」
ソフィーヤ「はい……」
ニイメ「ドラマ性と関連性ってのは、やっぱり大きいもんだね」

2/13 予選14組
ソフィーヤ「フィンさん、ノイッシュさん、ブライトンさん、ランスさん、オスカーさん……」
ニイメ「まあ、これまた狙ったように騎士キャラばかりの組だね」
ソフィーヤ「ええ……」
ニイメ「大本命が聖戦フィンだね。FEの人気キャラや知名度の高いキャラも色々有るけれど、FEファンに最も人気のあるキャラの内5本の指くらいには入るんじゃないかね、この子は」
ソフィーヤ「聖戦の親世代と、子世代と……、あと、トラキアにも……、でてます、から」
ニイメ「仲間になる期間の長さってのも、印象や人気に関わってくるからね」
ソフィーヤ「はい……」
ニイメ「とはいえ余りに人気が有ると、こういう場では『自分以外が入れるからまあ大丈夫だろう』と思われて足元を救われる可能性も無きにしも非ずなんだけれども……、実際の所、今日はそういう理由で他に流れた投票者が何人かいたようだね。もっとも、それでも二位に入る辺りはさすがってところだね」
ソフィーヤ「ええ……。1位は、蒼炎のオスカーさん……。3位は、トラキアのアスベルさん……」
ニイメ「オスカーは実プレイでの役立ちが大きいのと、、後は最萌えの支援で知名度を伸ばしたってのが大きいだろうね。あと、歴代騎士では余り居ないタイプだってのも関係するんだろう」
ソフィーヤ「アスベルさんは……、騎士ばかりの中、よく……埋もれないで、頑張ったと、思い……、ます」
ニイメ「ああ、そうだねえ……。そう言えば、トラキアからPCの通過はこれが初めてだね」
ソフィーヤ「はい……」

2/14 予選15組
ニイメ「予選も残り4組、私が語るのはここまでだね」
ソフィーヤ「はい……」
ニイメ「今日はそこそこ人気とは思えつつも、こういう場での票の伸びがちょっと読めないキャラ同士が揃った感じだね」
ソフィーヤ「そう……、ですか?」
ニイメ「ああ、聖戦のアレスは二次創作上では人気でも単体人気は読み辛いし、弓兵二人はやや未知数。烈火は人気どころが揃ったものの封印エントリーのカレルも含めて実質5人での票の食い合いが予想されるからね」
ソフィーヤ「同作品が多いと……、辛い、ですね」
ニイメ「烈火はそういう意味では一番厳しいかねえ……」
ソフィーヤ「でも……、今日の1位は、ルセアさん、です」
ニイメ「中盤までは混戦に見えたけど、夕方頃にルセア、ジャムカ、アレスが飛び出して、後は三人での順位争いって感じだったみたいだね」
ソフィーヤ「はい……」
ニイメ「ルセアは見た目は可愛いし性格も和やかだけれど、色々抱えているみたいだし、烈火への物語性も感じさせるってのもあって、深いところをみて愛している人が結構居る感じだったね。後は、最終的には支援の後押しかね」
ソフィーヤ「そう、ですね……」
ニイメ「聖戦のジャムカはその強さを、アレスはまあ、神器もちで美形なのにそれほど強く無さそうだったり馬鹿っぽかったり辺りが愛されている感じだねえ。馬鹿な子ほど可愛い、とはよく言ったもんだ」
ソフィーヤ「そ、そうなんですか……」
ニイメ「さて、私たちの出番はここまでだね」
ソフィーヤ「はい……。次は、蒼炎のマーシャさん……と、シグルーンさん、ですね」
ニイメ「じゃあ、後は任せるかね」
ソフィーヤ「ええ……」

マーシャ「えっと……、私達の役目は、予選最後の16〜18組の観戦記と、最終的な予選のまとめ……、ってことですよね、隊長?」
シグルーン「ええ、そうね」
マーシャ「観戦記かあ、そんなの書いたこと無いですよ」
シグルーン「あんまり深く考えず、見たままを語ればいいのよ」
マーシャ「はあい、努力はしてみまーす」


2/15 予選16組

マーシャ「パーンさん、チャド君、ラガルトさん、フォルカさん……、ううん、盗賊の多い組ですね」
シグルーン「そうみたいね」
マーシャ「これも偶然の結果なんでしょうけど、何だかここだけ異色な感じがしますね」 シグルーン「主人公が二人とか、騎士がいっぱいっていうのとはちょっと違う気はするわね」
マーシャ「今日は主人公が一人いますけど……、この王子様『盗賊団の首領』なんて言われているみたいですけど……」
シグルーン「どんな敵の持ち物でも奪い放題なゲームの主人公だからじゃないかしら」
マーシャ「何だか凄そう……、ああ、兄さんが好きそうだわ……」
シグルーン「勝負としては今日は昼辺りまでが結構な接戦、そこからトラキアの二人が抜け出していった感じのようね。関連性はそれほど無い主人公と盗賊だけれど『盗賊プレイ』を思い出しての相乗効果はあったみたいよ」
マーシャ「プレイの記憶かあ……」
シグルーン「ゲームですもの、実プレイの記憶は大きいでしょう」
マーシャ「そうですね。盗賊って人気云々はともかくとして、使っている実感が他のユニットと違うから印象に残る……っていうのは有るかもしれないですね」

2/16 予選17組
マーシャ「ラスト2組!」
シグルーン「今日はそこそこ人気は有るキャラが揃っていはいるだろうけれど、一歩抜け出るほどのキャラが見当たらない組、と言う感じかしら」
マーシャ「そうですねー。こういう組は本当分からないです」
シグルーン「こういう日こそ、支援と燃え文次第ということね。……そして今日は、凄い大接戦だったわね」
マーシャ「4位まで5票差ですからね」
シグルーン「ちょっとの差で明暗が分かれたわね。トラキアのオーシンはFE史上革命的とさえ言われるほどの『使える斧』にして昨日の二人の勢いを引っ張ってこれたのが勝因でしょうね」
マーシャ「2位のソーンバンルケさんは、ネタとキャラ性ですね。砂漠に埋まっているってインパクトはちょっと凄いです……」
シグルーン「3位のエルレーンについては、予想ではあまり重視されていなかったものの、こういうキャラは結構人気が集まる、という典型かも知れないわね。ゲーム上でライバルに比べて不利な扱いを受けるからこそ、ファンとしては頑張って欲しいと思うのでしょうね」
マーシャ「ああ、不憫な子ほど応援してあげたくなるってやつですよね……。(小声で)でも、それって本人は嬉しいのかなあ……」
シグルーン「そうそう、今日の結果で外伝に続いて聖魔の比例も決まったわね」
マーシャ「あ、もう組み合わせが決まった組がありますね。3日目第一試合とか……、ええと、これって……」
シグルーン「あら、『その、なんだ……。アスレイ、とりあえず頑張っとけ』ってメモがこんな所に落ちているわ……」
マーシャ「……」

2/17 予選18組
シグルーン「今日で最終組ね」
マーシャ「長い長いと思っていた予選ですけど、あっという間でしたね」
シグルーン「ええ、そうね」
マーシャ「今日はスタートからサウルさんとミシェイル王子が飛び出して、他の人が混戦模様の中着いて行くという展開でしたね」
シグルーン「ええ、サウルは支援の後押しもあって最後まで鼻先の差をつけてミシェイル王子に勝ったようね」
マーシャ「三位は途中から伸びてきた蒼炎のキルロイさん……、って、何だか投票コメントが……」
シグルーン「あら、グローメル将軍との対戦を望んでいる人がたくさんいるようね」
マーシャ「そ、そうみたいですね……」
シグルーン「4〜6位の三人は順位からは漏れたものの比例通過を決めたわね。これで、全員でそろったようね」
マーシャ「長いような短いような予選でしたが、投票者、支援者の皆様お疲れ様でした。今後ともよろしくお願いします」
シグルーン「よろしくお願いしますね」

予選まとめ&一回戦展望
シグルーン「じゃあ、最後にまとめね」
マーシャ「そうですね。とりあえず比例通過のリストを見てもらうのが一番分かりやすいでしょうね」
シグルーン「そうね……。後半を見ていくと、蒼炎が伸びた感じがするわ」
マーシャ「前半以上の順位通過を出していますからね」
シグルーン「聖戦は前半ほどの勢いは無いものの、後半順位通過者数は蒼炎と同じ6人、やっぱり強いわね」
マーシャ「ですねえ。後は後半はトラキアも6人ですね。これは前半での不振を完全に巻き返した結果でしょうね」
シグルーン「ええ、後半ほど人気キャラが集中していたのでしょう」
マーシャ「烈火とアカネイアは3人ずつでそこそこ、外伝は2人ですけど知名度の低さとエントリーの少なさを考えれば上々。聖魔は0ですけどトラキアと逆に前半に人気キャラが集中していたと思えば妥当な結果……。ちょっと、辛いのは封印ですね」
シグルーン「ええ、主人公のロイ公子が4位の上、最終組1位のサウルと所詮で激突するわね」
マーシャ「ううん、一票差の一位がかえって仇になっているようななってないような……」
シグルーン「全体で見ると聖戦が一番良くて、蒼炎がそこそこ以上、アカネイア、トラキア、聖魔、外伝はエントリー人数から考えるとそれぞれほぼ順当と言える結果。エレブは烈火がやや厳しくて、封印が一番きつい……という感じのようね」
マーシャ「エレブが今回全部割を食っちゃった感じですねえ」
シグルーン「封印烈火両方とも票割れが起きるような組み合わせが多すぎたのが原因でしょうね」
マーシャ「うーん、これから先はどうなるんでしょう?」
シグルーン「一回戦は基本的に4人から1人抜けという形式だから予測自体立て辛いけれども、一回戦に入ってからも封印最多得票対主人公、烈火主人公対決と、相変わらずエレブ勢には厳しい組み合わせが多いようね」
マーシャ「そうなんですか……。後は新旧対決とかですかね?」
シグルーン「票田という意味で見ると、新旧というか作品ごとの分かれ目はあるでしょうね。新旧の線引きをどこに置くかにも寄るけれども新作勢1人に旧作勢3人、或いはその逆という日は、人数が多い方が辛い戦いを強いられる可能性が有るような気がするわね。その逆に、知名度やキャラ人気が若干低くてもそういった場の有利さをもって勝ち抜いてくるキャラが出てくる可能性も有ると思うわ」
マーシャ「なるほど……。ああ、後はセット効果ですかね?」
シグルーン「4×3では幾つものセットの可能性があるから、何とも言えないけれど、それもあるでしょうね。これに関しては、エントリーの多い作品の方が有利な気もするわね」
マーシャ「ふむふむ、ためになるなあ……。あっ、とりあえず、私たちが語るのはここまでですね」
シグルーン「ええ、そうね」
マーシャ「じゃあ、次はルーテさんとヴァネッサさんにバトンタッチしまーす。それでは皆さん、お元気で〜」
シグルーン「皆さん、お元気で」





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